翻訳アプリがあれば英語は不要か?

近年はスマホに翻訳アプリがあらかじめインストールされていたり、そうでなくても少し検索すればいろいろな翻訳アプリが見つかります。しかもこれらのアプリは英語だけでなく中国語やスペイン語など多くの言語に対応しています。

「英語なんて勉強しなくてもいいんじゃない?」「翻訳アプリ使えばいいじゃん!」

こういう誘惑が生じるのは当然です。英語の勉強はいずれ不要になるのでしょうか?

結論から言えば、少なくとも今日における現実のビジネスシーンでは、翻訳アプリはあまり使い物になりません。やはり英語の勉強は必要です。

翻訳の精度

まず翻訳の精度の問題があります。確かに精度はどんどん改善していくでしょうが、やはり誤訳の可能性は残ります。スマホの誤訳が原因でトラブルが生じたとき、スマホアプリに責任を押し付けるわけにもいかないです。

ちなみに下の図は、10歳になる次女が私の顔をアッチョンブリケ(知ってますよね?)して、私が「痛い痛い痛い」と言った時の翻訳アプリです。まあこれぐらいなら笑って済む話ですけど、ビジネスシーンでの誤訳はときに致命傷になりえます。

「痛い痛い痛い」が大幅にポジティブ化

ビジネスマナーとしては?

ビジネスマナーの面ではどうでしょう。私は自分の同僚に外国人がいたとして、上手な日本語を求める気は全くありませんが、日本の言葉や文化を吸収しようという姿勢は持っていてほしいと考えます。たとえ取引先であっても、その外国人がずっとスマホ片手に翻訳アプリばかり使っているなら、あまり一緒に仕事をしたいとは思いません(遭遇したことはないですけど)。

もちろん色々な意見があるでしょうが、私と同じような感覚をもっている人も国を問わず多いはず。アプリへの過度の依存は相手にネガティブな印象を与える可能性があります。

なにより、実際使えない

そして、ビジネスの実戦の場では翻訳アプリなんてほとんど使いものにならないという現実があります。

1対1の話し合いであれば、相手もこちらが話すのを待ってくれるので翻訳アプリを使ったコミュニケーションもなんとか可能かもしれません。

でも、そういうケースはむしろ少なく、実際には5人とか、時には10人近くで議論することのほうが多いです。しかも本当に議論するために集まっているので、みんな積極的に意見や質問を繰り出します。日本の大企業にありがちな、一言もしゃべらないけどいろんな会議に顔だけ出すなんてことはあまり一般的ではありません。

こんな状況で翻訳アプリなんて無力なのですよ。日本語訳が表示されるのを待っているうちに次から次へと発言や質問が飛び出すので、とてもじゃないですけどアプリに頼っていては議論に参加することなどできません。ましてや英語の議論に割って入り、なにか発言するなんてムリムリ。

というわけで、幸か不幸かやはり英語の勉強は必要なのです。まあ、わかっちゃいるんですけどね。

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